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預金と印鑑

昔の銀行の通帳は一枚目をめくったら

その通帳を作った時に使った印鑑の陰影が張られていました。そんなに昔の事ではないのでご存知の方も多くいらっしゃると思います。理由は簡単で、ATMがそんなに普及していない時代出金してお金を下ろすのには、通帳と印鑑を持って銀行窓口に行かなければなりませんでした。

銀行の窓口担当者は預金者が書いて押印した払い出し伝票の陰影と、通帳に添付している陰影とを照合していたのです。今では陰影を張ると、その陰影に似せた印鑑を偽造され詐欺に逢いやすいとのとの理由で廃止されました。今回は銀行預金にと印鑑についての話です。

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<預金用の印鑑>

日本では預金通帳を新規で作る時には印鑑が必要です。印鑑であれば何でもOKです。
芋番でもOKです。但しシャチハタだけは不可です。理由はシャチハタは通常印字面がゴム製で何度も繰り返し使用すると変形する恐れがあるからです。要は通常の朱肉を使った印鑑であればOKという事なのです。

よく急ぐからという理由で100円ショップで買った印鑑を使う方がおられますが、余りお勧めできません。簡単に偽造できてしまうからです。実印に利用する様な高価で精緻な物である必要はありませんが、所謂三文判では偽造されるリスクが高いという事を認識した方が良いと思われます。

<預金の払い出し方法>

昔、銀行窓口担当者は出金に窓口に来られた時は、預金者が書いた伝票の印鑑と通帳に貼付されている陰影と照合していたのですが、その方法は伝票との目視での照合です。ですから銀行員は、伝票を縦にしたり横にしたりして悪戦苦闘して印鑑照合をしていました。

どうしても本物の印鑑かどうか判断が付きかねる時は複数名で照合したり、別にある本物の印鑑の台帳を持ちだして照合していました。今では陰影はデータベース上に全て登録されていますので、実際に登録されている印鑑と、今日預金者が窓口に持ってきている印鑑とを窓口担当者のPC画面上で照合します。

刑事もののドラマで指紋照合する場面がありますが、それと全く一緒です。少しでも違う感じがしたら、画面を極限まで大きくして、細かい削れや線の太さ等を照合します。
しかし制度は上がっても実際は人間の目で行う目視です。実際に何度も使用すると摩耗してしまう事は避けられません。銀行印は出来るだけしっかりしたものをお勧めする理由です。

<印鑑紛失>

印鑑を紛失したらどうすればどうすれば良いのでしょうか?
特に通帳と印鑑を同じ鞄に入れたまま同時に紛失又は盗難なんて事になれば慌ててしまいます。直ぐに電話して出金停止を依頼します。

深夜でも紛失した事に気付けば普通は薬缶受付センターがありますので早めの手続する事に越した事はありません。但しその後の発見した時の出勤停止の解除の手続きは面倒ですが必要です。つまり出金停止は直ぐに出来るがその解除は煩雑です。
ある意味仕方ありませんが。

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