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預金と金融商品

<ポートフォリオ>

「卵を一つの籠に盛るな」という諺があります。自分の金融資産を一つだけの商品に集中していると、万が一その商品に何かあった場合全ての金融資産を失ってしまうと言う事です。

例えば極端な話しとして、Aという株式の価格が今凄い勢いで上昇しているという事で、持っている100万円の預金全てをA社に投資する様な場合です。A社が破綻して株式が紙切れになってしまえば一文無しです。所有している資産は出来るだけ分散した方が良いと言う事です。

ある意図を持って資産を分散して管理している状態を「ポートフォリオ」といいます。

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<リスクの考え方>

金融資産をどのように運用しようか考える時、リスクについて知っておく事が大切です。
一般的に「信用リスク」「流動性リスク」「価格変動リスク」という3つのリスクに分類する事が出来ます。

「信用リスク」と発行体が経営破綻する等して投資した元本や利息が償還されないリスクです。「流動性リスク」とは換金しようとした時に直ぐに出来ない、又は解約手数料等が発生するリスクです。「価格変動リスク」とは文字通り投資した元本が変動し大きくなったり少なくなったりするリスクです。

例えば預金保険対象の預金は「信用リスク」は限りなく0に近く「流動性リスク」「価格変動リスク」もほぼ0と考えても構いません。トヨタの様な株式はグローバルな世界的な大企業で簡単に破綻するとは普通考えられませんし、市場で売買する事も容易です。「信用リスク」「流動性リスク」は限りなく低いと考えられます。

しかし株式なので価格は変動します。平成26年3月5,000円台であったトヨタの株式は1年後の現在8,000円台後半です。これが「価格変動リスク」です。(価格が上昇しているのでリスクではないのでは・・・と感じられるかも知れませんが、価格が上昇したり下落する事を「リスク」と呼ぶのですが詳細は割愛します)

<分散投資>

例えば傘を作っているB社の株式に投資すると雨の日には5%の収益を上げ、逆に晴れの日は3%の損失になり、反対に日傘を作っているC社の株式は晴れの日には6%の収益を上げ、雨の日には3%の損失になるとします。

世界が晴れの日と雨の日しかないとして、もしB社の株式のみ持っているとすると、晴れの日が続けば損失で雨の日が続けば利益となり、C社のみの場合はその反対になります。
もしこの2つの株式を半分ずつ所有していたとするをどうでしょうか?雨の日も晴れの日も気にする事無く、収益を上げられる事になります。

これが分散投資のデ・カップリングといわれるものです。勿論この様な都合の良い投資はありませんが似たようなケースなら探せばあります。株式だけではなく色んな金融商品の組合せを考えると選択肢は広がり、考え方と工夫によってリスクは減らせると言う事です。もし元本保証にこだわって定期預金のみしか考えていないのであれば、一考の余地はあります。

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