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資産運用の基本

<定期預金だけで良いのか>

リスクとリターンはトレードオフの関係といわれます。
大きなリターン(利息や金利)を求めるのであれば大きなリスクとらなければなりません。

もしも殆どリスクが無くて金利の高い金融商品があったとすると、そのような金融商品の価格は皆が買い求めて行くので価格は上昇して行き、結局今のローリスク商品と同じような金利利回りになると言うのがファイナンスの基本的な考え方です。全くリスクを取りたくない人は銀行預金や、個人向け国債に投資するしかありません。

金利は高い所で0.5%程度で、一般の銀行の1年物定期預金は概ね0.025%程度です。
日銀は消費税の影響を除いた物価上昇率の目標を2%においています。今まではデフレで現金として持っているだけでもその価値は上がって行きました。

今後仮に日本経済が緩やかなインフレに転じた時定期預金だけの資産運用だけでは、もしかしたら資産が目減りして行くかも知れません。確かにハイリターンにハイリスクは付き物です。しかし金融商品を幾つか組み合わせる事により、ある程度リターンを追及して出来る限りリスクを減らす事も可能なのです。

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<資産を3つに分ける>

例えば100万円の資産を保有しているYさんが、Aという一つの銘柄の株式に投資するのは余りにもリスクが大きいと言わざるをえません。値上がり益を全て享受できる訳ですが、値下がりリスクも全て引きうけてしまいます。株式投資は簡単に投資元本が半分になったりする事もある得るからです。

自分の保有資産を「いざという時に必要な資金」「目的がある資金」「余裕資金」の3つに分けます。分ける金額は人により様々です。

例えばZさんの場合は日々の生活に必要な資金・勤務先の会社が倒産したりした時の不測の事態の為の必要預金が50万円、1年後にバイクを買い換える予定の資金が30万円、余裕資金が20万円で、合計預金残高100万円だったとします。

理想的な考え方としては50万円は今直ぐにでも下ろせる預金に、30万円は1年間ずっと預けられて、かつ50万円よりも率の良い預金に、というふうに分けて投資をするのです。

Zさんの場合余裕資金の絶対額が20万円と決して大きくないので、10万円を債券投資等に分散投資し、残りの10万円を幾つかのハイリスクハイリターンな商品に投資すると言う様な考え方もある訳です。仮にその中の2万円で金を購入して、万が一価格が半分になったとしても、それはマイナス1万円で全資産の1%に過ぎないのです。

大事な事は自分の資産をある程度、戦略的な意図を持ってコントロールする事なのです。
そうする事により例えばこの余裕資金は、ここまでのマイナスであれば許容できるというリスク許容度も自分で認識する事も出来ます。逆に言うと余裕資金が無い人はリスク許容度が無いので、定期預金や個人向け国債に投資して行くしかない訳です。

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