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支払はローンか現金か

例えばあなたが資産として預金を200万円持っていたとして、

100万円の車を購入する事を決めました。車代金の支払方法は現金支払、又はローンでの支払と選択肢が2つあります。あなたはどの方法を選択すべきでしょうか?

今現在のあなたの収入と支出は今丁度プラスマイナス0円で、暫くは大きな支出は無いものと仮定します。又、カーローンの条件は3年払い2.5%として、その場合の諸費用は無視し、預金金利も考えません。

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<ローンを組んだ時と組まない時の比較計算>

【1】100万円全額カーローンを組んだ場合を考えます。その場合の支払は28,861円/月、年間支払額は346,332円、3年間の総支払額は1,038,996円となります。

当所全額ローンを組んだので預金は最初は変わらず200万円で、1年後は346,332円費用が発生するので預金残高は1,653,668円となります。同様に2年後の預金残高は1,307,336円、3年後は961,004円となります。ローンを組む事による発生するコストは38,996円です。

【2】100万円全額手持ちの預金から支払った場合を考えます。最初に現金100万円支払うので、あなたの預金残高は1年目から3年後迄代わる事無く100万円です。コストは0円です。

【3】100万円の車代金の内50万円をローンで組み、残りの50万円を手持ちの預金残高から支払った場合を考えます。14,431円/月の支払となり、173,172円/年間、3年の総支払額は519,516円となります。

最初に現金50万円支払うので預金残高150万円となり、1年後の残高は1,326,828円、2年後は1,153,656円、3年後の預金残高は980,484円となります。ローンを組んだ事によるコストは19,516円です。

<支払方法と預金の考え方>

あなたは今後大きな支払予定も無く家計の収支もプラスマイナス丁度0円と仮定しています。しかし、今現在、手許に幾らか残しておかなければ生活して行く上で不安がとても大きいと考えれば【1】の全額ローンを組むを選択した時、預金残高を時系列で表示すれば、当所200万円→1年後165万円→2年後130万円→3年後96万円となります。

車代金の100万円と3年後の預金残高96万円との差額4万円は、3年間の預金残高維持に対するコストと考える事が出来ます。全額現金支払の【2】を選択すると、預金残高は、当所100万円→1年後100万円→2年後100万円→3年後100万円となります。

その中間として【3】を選択すると、当所150万円→1年後→133万円2年後→115万円3年後98万円となります。全額現金で支払った方が利息等のコストが勿体ないと考えるのか、多少のコストは割り切って、手許に出来る限り現金を残して万が一に備えておこうとするかは、考え方一つです。

ローンを組んでみてその後預金残高に余裕が出来れば、繰り上げ返済も考え方の一つです。大切な事は今後の収支と必要な預金残高のバランスです。

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