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リスクと分散投資

普通“リスク”というと

「危険」「恐れ」とか「悪い可能性」といった言葉が連想されます。「リスク商品」等と言うと「元本割れが起こるかもしれない危険な」商品といった使われ方をします。

リスクという言葉の語源はラテン語で「勇気をもって試みる」であると言われています。ファイナンスの世界では「期待値からのブレ」の事をリスクと言います。
この2つの言葉をキーワードにして定期預金と比較してリスクの世界を考えて行きます。

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<勇気をもって試みる>

72の法則という言葉があります。「今持っているお金を、今の金利の定期預金に預けていたら何年で倍になるのか」という事です。72÷今の金利(%)=倍になる期間(年)で簡単に表せます。

例えば定期預金の金利が7.2%であれば72÷7.2で10年で預けたお金が倍になると言う事です。今現在定期預金の年利は0.03%程度です。これを式に当てはめて計算してみると100万円預けて、72÷0.03で倍の200万円になる迄2,400年かかるという事になります。

100万円全額ではなくその一部を、元本保証の無い金融商品に預けて見たらどうなるでしょうか?今の低金利の時代リスクを取って行かなければ財産は増えて行かないのです。
リスクのある商品は何か訳の分らない、何だか怖いイメージがあります。
しかしリスクはきちんと向き合って良く理解すれば決して恐れる様なものではありません。

<期待値からのブレ>

リスクというのは簡単に言って「ブレ」の事です。3年前に投資した100万円が1年後には110万円になったり、その1年後110万円が今度は105万円になったりする事をリスクというのです。この投資元本が増えたり減ったりする「ブレ」が大きければ、リスクが大きいと言います。

100万円を1年間で101万円になる事を目指して運用している金融商品がAB2つあったとします。期待値はどちらも1%です。実際運用してみてファンドAは99万円になり、ファンドBは110万円になったとします。この場合リスクはファンドBの方が大きいと言えます。

1%の期待値に対して値上がり益があったとはいえ、「ブレ」はファンドBの方が大きいからです。リスク管理はこの「ブレ」をなくして収益を上げる事を考えます。基本は分散投資です。しかし幾ら分散投資してもブレの方向性が同一では余り意味がありません。儲かる時は一気に儲け損をする時は同時に損をするからです。

ブレの動き方が反対であれば分散投資は生きてくるのです。株式投資と債券投資は景気の動きにより反対の値動きをすると言われています。景気が良くなると株式は一般的に上昇傾向にあり、反対に債券は下落すると言われます。景気が良くなって来るからと言って株式だけに投資していると、不測の事態で株が急落した時大火傷をしかねません。

利益は少なくなるかもしれませんが損失も抑える事が出来るのです。「ブレ」を無くす、
つまりリスクを少なくするのです。
色々な技法でリスクはある程度抑えたりして管理可能なのです。

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