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マネーロンダリング

マネーロンダリングは、

英語ではmoney launderingと表示されます。日本語訳では資金洗浄とされ、不正に得たお金を正当な事業活動で得た利益のように装い、金融機関を通じて一般社会で流通させることで、合法的に正常な資金とする流れとなります。

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不正に得る犯罪行為は、

様々で覚せい剤や麻薬取引、振り込め詐欺などにより入手したお金をいくつかの金融機関を転々と経由させて、資金の出所を分からなくさせます。
金融機関では、本人確認法の施行前には偽名で預金口座が開設できる仮名口座の存在が指摘されており、また今でも所有者不明となる架空口座は多くあると言われています。

そういった口座は、本人確認ができなければ継続や解約もできず金融機関に保管されたままの状態になります。そういった架空口座がマネーロンダリングに使用され、日本国内の金融機関においても、マネーロンダリングや不正と思われる取り引きが横行していたため、日本はマネーロンダリング天国と言われた時代もあったようです。

10年程前においても、大手の金融機関が反社会組織に資金を融資するなど、日本のマネーロンダリングに対する意識や対策は遅れていました。

世界的には、スイス銀行がマネーロンダリングに最適と有名でしたが、もともとスイス銀行は、身分証明ができれば誰でも口座を開設することができ、かつスイスの連邦銀行法により銀行員が職務上知り得た情報に関して守秘義務が取られていたためです。

しかし、金融活動作業部会FATFにより

マネーロンダリング対策に関する勧告が1990年に提言がされたため、スイス銀行においてもこれを採用し、今ではマネーロンダリング対策が取られています。また同年、国際連合において麻薬新条約が採択され、約170カ国以上が締結されています。

2001年にアメリカで起こった9.11テロは、国際テロ組織のアルカイダがマネーロンダリングを行なっていたという疑いにより、メンバーの口座が凍結されることもありました。日本では、1995年にテロ行為とされる地下鉄サリン事件や反社会組織による薬物や詐欺事件が多くなり急速に対策が求められました。

2006年においてFATFよりマネーロンダリングに非協力な国はないと発表がされたため、現在では世界規模でマネーロンダリング対策が浸透しています。日本においては、1991年の麻薬特例法、2000年には組織的犯罪処罰法が施行され、犯罪収益となるマネーロンダリングを厳重に処罰し、発覚した資金は没収することを定めました。

これに伴い金融機関において取引を行なう個人や法人に対しても規制対象となりました。
今日では、高額な現金を振り込むことはできなくなり、必ず一旦どこかの金融機関を通じてお金を預けてからでないと送金出来ないようになりました。

金融機関の窓口を利用することで、現金を直接振り込むことができますが、多額の場合は、本人確認が義務付けられており、住所や氏名、生年月日、電話番号を確認できること、更に使用目的や職業も質問されることもあります。ATMを利用して現金を振り込む場合、10万円までと上限が設定されていたり、現金による振込ができないATMもあります。

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