数年前に、主人の会社が倒産しました。開業する時に大きな出費があり、色々な借金を作っていたため倒産は仕方のないことでした。今では自己破産寸前の生活を余儀なくされており、返済のために馬車馬のように働く毎日となっています。主人のクレジットカードはもう、まともに使うことができません。完全にブラックに登録されていてどうにもなりませんし、わたしのカードはかろうじて使うことができるので、カードローンを利用しています。最初に主人から「お願いだからお前のクレジットカードを使わせてくれ」「カードローンを申し込んできてくれ」と言われた時は断固として拒否したのですが、その時はそうする他なかったので仕方なしに外にある契約機で審査を申し込みました。すると、10万円程度のお金を借りることができたので一時は安心できましたし、その時は一時ばかりの平穏を得ることができました。生活費もなく、誰も貸してくれず、身内から総スカンを食らっていた中で手に入れた10万円は、本当に涙ぐましいものでしたし、消費者金融がなければ本当に餓死していたかもしれません。今も辛い毎日は続いているのですが、それでも生活できていることにまず、わたしは感謝しなければならないのだと思います。ちなみに、主人はわたしに迷惑をかけたことを本当に後悔しているようで、「もう無理に起業したりしないよ」「いっしょにがんばっていこうね」と毎日一緒に働いてくれます。二人合わせても28万円程度しか稼げないのですが、それでも、今は返済しつつ仲良く暮らすことができているので、良かったのではないかなと思います。最近では、少し外食をするような余裕もできてきましたし、来年の春には一つ、借金が終わる予定です。長い道のりでしたが、それさえ返してしまえばかなり生活が楽になるので、夫婦共々頑張ってきて良かったなと心の底から安堵しています。我々はまだ若いので、後数年して借金を完済することができたら、その時には子供も作りたいと思っています。