"初めて町金融を利用したのがアイフルでした。契約をしたのが２０代後半でした。大学を卒業して東京で一人暮らしを始めてから数年経った頃です。当時の給与は２０万くらいでしたが、無理をしなければ生活は成立ちました。段々都会の生活に慣れてきて、お金の出入りも多くなってきました。理由は今となっては不明ですが、季節は鮮明に記憶しています。忘年会シーズンになりお世話になった会社の忘年会に誘われました。費用はお誘い頂いた会社持ちとい事でした。本当は欠席したかったのですが、出ないといけない状況でした。
当時、アパートは新宿区と渋谷区の間の幡ヶ谷に住んでいました。そして忘年会の場所は池袋でした。タイミングが悪く所持金が殆ど無い時でした。とにかく忘年会だけは出席することになりました、問題は帰り道でした。
もう終電もなくなり、タクシーでしか帰れなくなりました。でも所持金が足りないことが判明し、途方に暮れていました。そして仕方なく池袋から幡ヶ谷まで歩いて帰ることになりました。家に着いた時には夜が明けていたので、４時間くらい歩いたと思います。二度とこんな惨めな生活をしたくないと、硬い決心をしたと思います。でも世の中なかなか上手く行かないもので、お金が必要な事がよくあります。その当時、町金融の存在は知っていましたが、自分のイメージは、かつてサラ金という言葉で注目を浴びた記憶があり、良い印象がありませんでした。たしか返済できず自殺した人がいたような記憶もあります。最終的には勇気を出して受付ＡＴＭに行きました。カードが出来るまで３時間くらいかかった記憶があります。免許書の提出とか、書類を書いたりとかでした。作りたての時は１０万円から借入が出来たと思います。それ以来、頻繁に借りては返して、間もなく上限が２０万円になり、５０万円になり、そして１００万円まで借りられるようになりました。１００万近く借りた時は返済が大変だっと記憶があります。当時の金利はかなり高かった記憶があります。今は全額返済していて、もうカードは作らないと思います。
"