仕事の過労によって体調を崩してしまい、働けなくなってしまった私はカードローンでお金を借りて働けない間の生活費を補っていました。働けないのに生活費は必要ですので、働いている間にしこたま貯めていた貯金は減り続け、不安で仕方が無くカードローンに手を出しました。生活保護の受給金額は一人暮らしの人間で大体１２万円が貰えるそうなのですがそれは人間が生活をしていくのに最低限必要な値段である、とされているわけです。私も毎月１０万円近くを失って行き、
生活保護とは異なり、年金や保険や税金や医療費も自分で支払わなければなりません。体力とお金だけを失い続ける日々、カードローンでお金を借りる事で生活費に余裕が生まれて、いくばかは安心をしました。借金を頻繫にしている人間はカードローンや消費者金融で借り入れができる限度額を、自分の銀行口座の預金であると勘違いをする、と非難とされていますが、あまりにもお金が無く、本物の銀行口座預金にもお金が全く無い自分からしたらそのような錯覚がとても有り難く感じられました。カードローンでお金を借り入れできる間は自分の生命も維持する事ができる、そんな気分でした。カードローンでお金を借りて税金や家賃を支払い続け、その内に少し動けるようになったので簡単な仕事を探し、短時間勤務だったのですが小遣いレベルの金額を稼げる事ができ、生活費の足しとすることができましたし、仕事ができる、というのがなんといっても不安が軽減されました。その簡単な仕事の量を増やすことで、カードローンからお金を借りなくて良い月も出てきて、私は段々とカードローンから卒業をしていきました。今では不安定な仕事ながらも生活ができる程度稼げており、カードローンにはお金を借りず、返済のみを行っています。カードローンでお金を借りて生活費とすることができ、カードローンという後ろ盾があるお陰で不安を軽減して暮らす事ができました。