可もなく不可もなく
ライフカードというクレジットカードがあります。他のクレジットカード会社に比べると、今一つ地味なのですが、年会費が無料だったり、利用が多い顧客に対してはポイント付与率が上がったりと同種のカードの比べ、遜色のないクレジットカードです。
また、ポイント交換の際に高額商品になるほどレートが有利になるのも魅力的です。
年会費無料にもかかわらず旅行保険が付いたカードも発行しており、使う人の目的に合ったカードの種類をラインアップしています。
しかし、他のカードに比べるとイチオシと言える魅力に乏しいのが残念です。
カード会社側も入会者減少に歯止めをかけたいのか新規入会者に対するキャンペーンをしたり、最近はやりのポイントサイトに宣伝を出したりして頑張っています。カードデザインを統一したいのか、種類の違うカードでも基本的にデザインが一緒なのも魅力に欠ける原因です。
デザイン等で個性がないのはライフカード側も承知しているようで、機能をトッピングしたカードも提供しています。しかし、EDYが付いたり、しゃれた絵が付いた程度で年会費の支払が必要になるカードに人気が集まるとも思えません。もう少しうまく営業できないものかと思ってしまいます。
突飛なデザインが多い最近のクレジットカードの中では、
地味に見えてしまうライフカードですが、元々広島で始まった信販会社です。規模が大きくなり、貸金業を主に営業していたのですが、例のグレーゾーン金利の返還訴訟で財務基盤が悪化し、<現在はアイフルの傘下にあります。もっとも、当のアイフルが経営危機に瀕していることからライフカード自体の経営に手が回らないのも当然かもしれません。
とはいえ、ポイント付与率は高いものの、そのポイントの使用が制限されていたり、突飛なサービスはあるものの使い勝手が悪いという極端なサービスが多い中で、人に勧めて問題にはならないクレジットカードであることは間違いありません。