黒のステイタス
クレジットカードの格付けは、一般カードとゴールドカードに分類され、その上にプラチナカードが君臨しています。最近はゴールドカードのステイタスが低下しており、年会費も低下しています。ゴールドカードのメリットは、会報誌を送ってくるのと、飛行機に乗る際にラウンジが利用できるという程度のメリットしかないのが現実です。
旅行をしない人にとってはあまりメリットがありません。
しかし、プラチナカードになると話が少し変わります。
コンシェルジュデスクと呼ばれる案内所が設定されており、そこに電話することでコンサートチケットや予約が難しい料飲店への予約ができたりします。自分で予約することが難しかったり、面倒だったりする場合にフル活用できそうです。このようなことはゴールドカードではしてくれません。
プラチナカードの上にはブラックカードと言うものがあります。全てのサービスがプラチナカードの上位なので、かなりの無理を聞いてくれます。一般の人には取れない人気アーチストのチケットや料飲店の予約がスムーズにできるのもこのカードの魅力です。
カード自体黒いカードであり、普通のカードではないとわかるのですが、サービス内容は別格です。
このカードは、入会したくても入会できません。
カード会社が各契約者の利用状況を見ながら、これぞという顧客に対してインビテーションと呼ばれる案内状を送ってくるのです。この案内状は、年間1000万円単位の利用が数年継続していることが条件であると言われています。
この利用額を達成しようと思ったら、毎月100万円の決済をしていく必要がありますが、利用限度額を200万円以上に設定してもらわないと無理です。
つまり、長期間の利用実績と信用があって、カード会社が利用限度額を上げてくれることが第一歩なのです。
そのため、お金持ちの方々にはこのカードを発行してもらいたくて、一つのカードに利用を集中させることがよく行われています。一見無駄な行為ですが、黒のステイタスにはそれだけの価値があるのです。