クレジットカード会社って儲かるの?
一括払いでクレジットカードを利用すると手数料の支払はいりません。
年会費自体無料なことも多いので、いったい儲かっているのだろうかと他人ごとながら心配になることもあります。しかし、心配するまでなくカード会社は十分儲かっているのです。カード会社の主たる収入は、会員からの年会費ではなく、加盟店からの利用手数料だからです。
クレジットカードを利用することができない店舗があります。
特に高額の電化製品を販売している店舗で多いのですが、家電量販店より1割ほど安く販売しています。サービスも家電量販店より劣っていますし、現品の確認や質問は家電量販店でしてくれと言う態度の店舗も多いです。しかし間違いなく安いのでお客さんが多いのです。安くできる理由はカード会社への手数料を支払っていないからです。
最近の通販サイトでは、クレジットカード払いと現金払いで値段を分けていたり、店舗自体を別にしていることも多いのです。
クレジットカード会社は、顧客からの代金を販売店に代わって回収します。その対価として販売代金の5%から10%の手数料を徴収しています。販売店は自社で現金管理の必要がなく、入金こそ1か月程度後となりますが、確実回収できるというメリットがあります。
このようなビジネスモデルがあるため、クレジットカード会社は非常に利幅が大きいビジネスと言われていました。
しかし、最近では
カード会社間の競争が激しくなり、少しでも自社系列のカードで決済してもらおうと手数料の引き下げ合戦が起きています。販売店側としては少しでも手数料の低いカードで決済してもらった方がいいため、手数料の低いカードを利用してもらうべくキャンペーンを展開することもあります。それでもクレジットカード会社はまだまだ利幅があると言われており、ポイント還元率で勝負を挑むクレジットカード会社も少なからず存在します。
もっとも、このような競争と別の土俵で頑張っているプレミアムカードの世界では、カード自体のブランドで高めの手数料を設定しているケースもあります。もっとも、この場合でも利用者を増加させるため、さまざまな企画をしてカード利用額を増加させる努力は欠かせません。