照会情報
照会情報とは、クレジットカードの申込みを受けたカード会社が、信用情報センターに信用照会をした記録のこととなります。
通常カード会社は入会申込みを受けるとすぐに個人信用情報センターに情報を照会します。その紹介情報をもとにして審査を行って、カードを発行するかどうかを判断するのです。
日本には代表的な信用情報センターが4つありますが、
どれも基本的に扱う情報というのは同じで、顧客情報や利用状況、過去に起こしたトラブルなどとなります。一度過去にトラブルを起こした人というのは、ある一定期間記録、保管されますので、その期間中は新たにカードを申込することができません。
このように紹介情報はカードの入会審査に大きく役立っているのです。
また、こういった機関があることで
貸しすぎてしまうといったことを防ぐ役割も担っています。例えば他社にてクレジットカードで高額利用があったとします。そこからさらに違うクレジットカードを申し込みがあったとすると、その状況を知ったらあまり高額な利用可能枠を設定することはしないでしょう。
もちろん年収によって可能枠は変わってきますが、
本人の返済能力以上の枠を設けることは、返済されないリスクを高めることになりますので、普通はしないのです。こういったケースを防ぐ役割もあるのです。
他にもクレジットカードにはキャッシングの機能がついていますが、
キャッシングは総量規制の対象となっていますので、年収の1/3を超える貸付を法律で禁止しています。
もし個人信用情報センターがなかったとしたら、貸付額がわからずに法律で決まっている以上の金額を貸付してしまう可能性があるのです。それを防ぐためにも、個人信用情報センターがとても重要な機関となっており、また、カード会社に対しては必ず確認して法令遵守を行うようになっているのです。とはいえ、日々カードなどの返済を問題なく行っている人にとっては、特に関係のない話かもしれません。