回収代行業者とは？
回収代行業者とは、債権者の代わりに債権を回収する業者のことをいいます。
昔は違う業者が債権回収することは認められていませんでしたが、1998年に債権管理回収業に関する特別措置法ができたことによって、民間の業者が代わりに債権回収することが可能となっているのです。こうした業者は誰でも行うことができるわけではなく、法務省の認可が必要となっており、サービサーとも呼ばれているのです。
基本的に債権というのは
もともとの債権者が自ら回収するのが基本でしたが、法律によって回収代行業者でも回収できるために、面倒な債権に関しては業者に委託するケースが増えています。
債権とは融資したお金だけではなく、売掛金なども該当しますが、その回収には困難な場合があります。取引のある会社が経営破綻となってしまい債権回収が困難に陥った際には、サービサーなどに債権回収を依頼するのです。
実際に債権回収の作業には、多くの手間や時間がかかります。電話や直接訪問、さらには書類の作成など面倒なことが多く、それにかかる経費もかかってしまうために、お金を払ってでも回収代行業者に依頼する方がお得だったりもするのです。
回収代行業者には銀行や貸金業者などの他に、
不動産業者や投資ファンドなど、多数の会社が存在しています。
こうした業者のなかには、非合法の会社も存在しています。
いわゆる闇金と呼ばれるような業者で、不良債権などを買い取って回収する業者などがいます。通常不良債権を全額回収するのは困難な場合が多いのですが、違法な取立てなどをすることで回収しているのです。暴力的な取立てなどを行うことで、債務者は恐怖からなんとか支払おうとするケースもあります。もちろん債務者には支払う義務があるのは当然ですが、法律上取立てには色々なルールがあります。それらのルールを無視して取立てをするような業者も多いのも事実です。
