実質年率
実質年率とは、全ての支払いにおける合計の金額を年率で換算した数字のことです。
実質年率は金利とは若干異なり、金利は単純に融資額に応じて発生する利息のことで、
実質年率は金利に加えて、保証料や印紙代、手数料などを合わせたものになるのです。
例えばローンを契約する際には保証会社などの保証を受けるケースが多いですが、その保証料も金利に上乗せして払うことがあるのです。その際には、金利+保証料が実質年率となるのです。
住宅ローンなどを利用する際には、ほぼ必ずといっていいほど保証会社を通します。
融資額も非常に高額なために、金融機関としても保証会社がないとリスクが高くなってしまうのです。保証会社はもし仮に返済ができなくなった際には、その支払いを肩代わりすることになりますので、それなりの保証料が必要となります。
その支払いを毎月の金利に上乗せして払うことで保証を受けることになるのです。
ただ、ローンではなくキャッシングなどの場合には実質年率=金利となります。
キャッシングは信用に対して貸付を行いますので、基本的に無担保です。保証会社なども使いませんので、実質年率は金利となるのです。
とはいえ、無担保による貸付はリスクが高いですので、銀行ローンなどと比較すると金利が高めとなっています。
ローンの利用では融資額によって金利は変わりますが、一桁代の金利となりますが、キャッシングの場合は10%?20%の設定がされていることが多いです。
そのため、ちょっとしたお金を借りる程度ならキャッシングでも構いませんが、まとまった融資を受ける際にはローンを利用したほうが良いでしょう。