写真付きカード
写真付きカードとは、その言葉通り顔写真が入っているカードのことです。
身分証明として使われるケースが多く、その代表的な例として運転免許証があります。
他には住基カードや学生証なども、写真付きカードとなるのです。
また、最近ではクレジットカードにも写真付きのものが出てきました。
大抵は裏面に顔写真が入っているのですが、これによって第三者による不正利用を防ぐ効果があります。
クレジットカードの利用の際には、暗証番号の入力やサインをすることで不正利用の防止に努めていますが、実際にはそれだけで犯罪を防ぐのは難しいです。通常クレジットカードの裏面には直筆によるサインが記入されており、それとクレジット決済時に記入するサインが同じかどうかを確認するのが義務とされています。
しかし実際に店舗で使用する際にしっかりと確認しているかどうかは微妙ですし、似せて記入すれば簡単に不正利用できてしまうのです。しかし、顔写真があれば第三者が利用しようとすればすぐに違いに気づいて防ぐことができるのです。よく財布をなくしてしまうといった方にはこういった写真付きカードがおすすめとなります。
ただ、いくら顔写真が入っていても、完全に不正利用を防ぐことは困難です。
最近ではインターネットでも簡単にクレジットカードで買い物ができてしまう時代ですので、ネットでのクレジット決済では不正利用されてしまうのです。顔写真が入っていてもネットで決済する場合には、カード番号や暗証番号などを入力することで、簡単に利用できるのです。こういったネット犯罪も増えてきているため、一時期は写真付きカードを積極的に発行していたカード会社も、今ではあまり発行していない状況となっています。
どうしても写真付きカードが欲しい場合には、いまですと三井住友VISAカードやダイナースクラブカードが発行していますので、それを作るしかないでしょう。
また、不正防止の目的であれば、磁気カードよりもICカードの方がセキュリティ効果が高いですので、おすすめです。
