発行者識別番号
発行者識別番号とは、クレジットカードを発行しているカード会社を識別するための番号となります。クレジットカードには何桁もの数字が刻印されていますが、この数字の最初の6桁が発行者識別番号となっています。
次の12桁が会員の口座番号となっており、
最後の1桁がチェックデジットとなるのです。こうした刻印されている番号というのは、クレジットカードのブランドによって違っており、一般的には14桁から16桁の数字となっているのです。
発行者識別番号はBINコードとも呼ばれていますが、
その先頭の数字で産業ごとに振り分けされています。日本国内だけでなく海外でも使えるようなクレジットカードの場合には、ISOによって固有番号が決まっています。
先頭の数字が3の場合には旅行などとなっています。2桁目は業態分類コードと呼ばれていますが、銀行や小売業といった業態を表しているのです。それから3桁から6桁目が発行している会社の番号となっているのです。
この識別番号によって、カードを発行している会社を特定することができるのです。
発行者識別番号は、
流通システム開発センターが発行していますので、新しく参入する場合にはここに申請することで、発行者識別番号を取得できるのです。
発行者識別番号の次にある番号は、
イシュアアカウントナンバーと呼ぶのですが、要するに会員を特定するための番号のことです。最高では9桁からなる数字が与えられるのですが、最後の1桁はチェックデジットとなります。ちなみにチェックデジットとは、クレジットカードが本当に正しいカードなのかどうかを表すためのコードのことです。
普段何気なく使っているクレジットカードですが、
数字が刻印されているのは知っていても意味まで知っている人は少ないのではないでしょうか。インターネットでクレジットカードを利用するときには、カード番号を入力することになりますが、入力された番号からカード会社や個人を特定して、利用することができるようになっているのです。