クレジットカードは一括払いが原則です
クレジットカード会社からの請求書が届くと、リボ払いのお誘いが非常に多いです。
請求書の発行を断っていても、はがきでリボ払いの案内があったりします。
また決済日の1週間ほど前には一括払いをリボ払いに変更できるサービスもあります。
一括払いが原則であるにもかかわらず、カード会社がリボ払いを盛んに宣伝しているのは、手数料を稼ぐことができるためです。
クレジットカードの支払方法には大別して2つあり、
手数料がかからない一括払いと手数料がかかるリボ払いがあります。
リボ払いの手数料は利息の性格があり、その利率は貸金業法の制限いっぱいの年利15%付近が一般的です。つまり高利の借入をすることと同じなのです。どうしてカード会社がリボ払いを大宣伝しているかがわかります。
一部のクレジットカードでは、ボーナス一括払いという支払方法もあります。
この方法は加盟店とカード会社でリボ払いの利息相当部分を負担するもので、通常の締切日に対応する支払日より後に支払日を設定しているものです。リボ払いであれば手数料を支払うべきですが、支払わずに済むのです。もっとも、対応している加盟店が限定されているため、どこの店でもこの支払方法が使えるわけではありません。
このように、クレジットカードの支払方法は、
手数料が必要か否かで分かれますが、高利の借入をすることと同義のリボ払いはお勧めできません。あくまで、クレジットカードを利用する際は一括払いかボーナス一括払いを利用することを原則と考えるべきです。
もし、支払に困るようであれば、信販会社や銀行のカードローンを契約し、キャッシングして決済資金としたほうが利率面で確実に有利です。
クレジットカードのリボ払いは、毎月一定額を支払う約定返済だけではなく、ボーナスが出た時などに多く返済できるようになっていればいいのですが、そのようにはなっていません。毎月の支払額が少なくて負担が少ないため、ついつい支払が長期化するのですが、できる限りカード会社に連絡して早期返済をすべきです。