クレジットカードの氏名変更
クレジットカードは一度申込をすると、氏名や生年月日を変更することはできません。カード会社と契約をしている人は特定の人なので、氏名や生年月日が変わるわけがないのです。しかし、氏名は変わることがあります。結婚です。
結婚をすると姓が変わることがあります。
夫婦別姓となっていることもありますが、まだ少数派で夫婦どちらかの姓が変わることが一般的です。当然この際クレジットカードの名前も変更する必要があります。
とはいえ、簡単にこれを認めるとなりすまし等の問題が生じるため、変更に当たっては公的書類で厳密に確認する必要があります。この場合運転免許証の届出をしていれば、運転免許証の表と裏面をコピーしてカード会社に送れば大丈夫です。
クレジットカードはこのように氏名の変更には非常にシビアに対応しています。これは、単になりすまし等の対応だけではなく、改姓をすることで金融事故を起こした経験者がその事実を隠そうとするためです。そのため、カード会社も騙されないために怪しいと判断した際には運転免許証の表裏だけではなく、引落銀行への届出や住民票の提示を求めることがあります。氏名は本人を特定するための重要なキー項目なので安易に変えられないのです。
結婚すると、いろいろな届け出が必要になり、
クレジットカード会社への届出は一番最後になるか忘れられたりするものです。
しかし、改姓の届出を忘れることで、カード更新時に本人限定受取郵便で送られてきたクレジットカードが受け取れなかったりすることが生じます。最近のカード会社は、カードの受取を本人に限定するための手法をいろいろと考えているため、思いがけないところで問題が生じてしまうのです。
また、結婚によりすべてのクレジットカード会社に届出が必要になりますが、いい機会なので不要なカードを解約することを併せて考えることをお勧めします。
過去1年間一度も利用せず、今後も利用する見込みのないカード会社にわざわざ手続をする必要はないからです。