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カードローンの上手な利用法

 お金に関する講義

更新日:2015年8月24日 7,630 ローン

loan_208テレビでもよく放送されているカードローンやキャッシングのCM。急な入り用で、ちょっとした金額のお金を気軽に、簡単に借りられる!といったような、
便利なイメージをお持ちの方も多いと思います。

 

その反面、「金利が高い」もしくは「ローンの支払いがタイヘン」といったマイナスのイメージをお持ちの方もおられることでしょう。

 

まずは、カードローンやキャッシングについて整理をします。

 

ローンとは、日本語に訳せば、貸付、貸付金という意味です。そのお金を借り入れする目的別に、マイホームの購入ならば住宅ローン、マイカーの購入ならば自動車ローンなどと呼ばれています。

 

こうした借り入れ目的を限定せず、お金の使い道が自由で、あらかじめ決められた限度額以内であれば、いつでも何度でも借り入れできるのがカードローンです。

 

文字通り、銀行のキャッシュカードやクレジットカードのようなローン用のカードがあれば、ATMで必要額を借り入れすることができます。そして、その借りたお金を、毎月、少しずつ、数ヶ月、数年をかけて返済をしていきます。

 

それに対し、キャッシングは、直訳すれば、換価、現金化という意味ですが、そこから派生して、現金を得るという「小口の現金融資」を意味しています。

 

そして、カードローンが毎月の分割返済であるのに対し、キャッシングは翌月一括返済というのが基本です。

 

しかし、最近では、キャッシングをした後、返済方法を一括返済から分割返済に変更することも可能になっていて、違いがはっきりわかりにくいかもしれませんが、カードローンは分割返済、キャッシングは一括返済と覚えておきましょう。

 

そこで、このカードローンですが、気軽にお金を借りられる反面、借りすぎや、借りたあとの返済には注意したいものです。

 

カードローンは先に述べたとおり、お金の使い道は自由ですが、この自由というのが実は落とし穴です。

 

カードローンを賢く使い、また、上手に長く付き合っていくには、自由ではなく、目的を持たせて、「〇〇のために借りたローンだから、ちゃんと返していく」という動機付けを、自分自身の中で持たせるようにしましょう。

 

例えば、「旅行のために借りたお金だから、次にまた旅行に行くためにも返していこう」とか、「好きな洋服を買うために借りたお金だから、また欲しい服を買うまで、きちんと返していこう」といったように、何のために借りたお金なのかを、自分の頭の中で整理するようにしたいものです。

 

このように、何かを購入するとか、旅行代、病気の治療費など、数万円から十数万円といったお金が必要となりカードローンを利用するにあたり、「〇〇のために借りたローンだから、ちゃんと返していく」という自分の中での目的をはっきりさせるようにしましょう。

 

よく「お金に名前は書いていない」と言われますが、あえて、お金に「○○で借りた」という名前を付けることで、きちんと返済し、返済後も急な入用の際、気軽に借りられる環境を作っておくようにしましょう。

 

ただし、食費が足りない、家賃が払えないといったものは、カードローンで急場は凌げても根本的な解決にはなりません。こうした場合は、収入を増やす、もしくは支出を減らすといった家計を見直すようにしましょう。

この記事を書いた人

ishibashi

石橋 知也(いしばし ともや)

ファイナンシャルプランナー

関西銀行(現・関西アーバン銀行)に入行。住宅ローンのほか、中小企業向けの融資を担当。その後、外資系のアクサ生命保険会社に転職。現在は、教育費の専門家として、年間270件の講演活動をしている。
著書として「奨学金・教育ローンガイド」(九天社)、「お金は7月に借りなさい」(経済界)など23冊。「ダウンタウンなう」(フジテレビ)「家計診断・おすすめ悠々ライフ」(NHK)などにも出演。

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