2016年03月05日更新
株式の運用管理株式の運用と管理
ここでは自分の持ち株とその運用に関してお話をしていきたいと思います。
株式全体の銘柄のバランスを俗にポートフォリオといいます。
もしくは自分の財産をポートフォリオとして考えて運用されている投資家さんもいらっしゃいます。
ここでは、自分の持ち株という点に関しての
ポートフォリオを考えていきます。かといって株の初心者のみなさんに、株全体のポートフォリオを考えてください、と言っても何を言っているのか、ちんぷんかんぷんだ、というのが実態かと思いますのでもっと内容を簡単にお話していきたいと思います。
たとえば、みなさんがある会社の株を買ったとしましょう。
その約定値は当然、確認をすると思いますし、また、数量もチェックするのが当たり前だと思います。インターネットで買った場合はネットの画面上で確認ができますし、店頭取引で買った場合は口頭で約定値と数量が伝えられ、後日郵便で約定値と数量が確認できます。
そこから、毎日、株価が上がった、下がったと大騒ぎするのもいいでしょうけど、なくなってもいいや、と思うお金でやっていれば日々のお仕事に影響することも軽微で済む話になると思います。
とにかく、株価の上下動によって心の中が乱れることにあまり関心は致しません。
たまに、インターネットでその株が損しているか得しているかくらいにとどめるのがベストだと個人的には思います。その、損しているか、得しているかの数字のことを値洗いといいます。
利益を確定したとき、損を確定したときに初めて損益といいます。
よく、入門書には
株は損切りが大事と書いてあることが多いですが、それは事実です。要するに最初に買った株でもう二度と 株取引ができないほどの損失をしてしまったらせっかくここまで勉強した意味がありません。ですから、これ以上損をしたら困るな、というラインにストップロスオーダーというものを必ず入れておくのが普通の感覚です。
それを、やらずに放置しておくと、バブル崩壊から20年以上経過していますが未だに利益が乗らない株を保有し続けることにもなります。そんなことには誰もなりたくないですよね。
ですから、どこの入門書にもストップロスオーダーを入れるようにと書くのです。
でも、損切りは誰でもしたくないですよね。損切りしないためにはどうすればいいのか。
言葉では簡単ですけど、仕込みの段階を間違えないことです。
仕込みが間違っているから損切りをする羽目になるのです。何事も最初が肝心で、株取引の一番難しいところは、仕込む場所、時期なのです。
何度も申し上げるのは売買というのは、二種類ではないですよ。売りと買い、それと待ち、があるのですよ。ということです。わからない状況であれば、待つのも株投資の勇気の一つです。自分の持ち株の運用と管理は方法論はいっぱいありますが、最初はこの程度を抑えておけば、大丈夫でしょう。