2016年03月13日更新
運用方針を考える私はどんな書籍の入門書よりもより
根源的なものを書いてきたつもりです。株なんて、所詮、企業の借金です。
借金を株というと、背徳感がまったく私の目にはなくなります。
借金というと、どこかなんとなく社会に対して後ろめたさを感じますが、株、ないしは株投資というとその後ろめたさはなくなり、前向きな感じがしてきます。もちろんその投資結果いかんによっては後ろめたさも残ります。
借金というと
日本の古来の風習でいえば後ろめたい言葉です。でも、現代社会においては、借金なしには会社の経営は成り立ちません。たとえば、先日トヨタ自動車が1兆円の売り上げを達成しましたが1兆円の借金なんてもう個人ではどうにもなりません。
それこそ分割して小口化した株式にしないと誰もトヨタ自動車にお金を貸せません。
国の借金も1000兆円を超えているようですがこのお金は一体、誰がかしているのかといえば日本の国民の預貯金です。みなさんの預貯金があるからかろうじて日本の国を運営する資金が成り立つのです。国の借金は国債というのですけれどもね。
借金をするのにも名目が必要なのです。
借金をするのには、大義名分必要なのです。いいですが、自分だけの存在のために借金をしたいという会社という人にお金を人は貸しますでしょうか。少なくとも自分の事業が広く世の中に広めてそれが皆さまのお役にたつからどうぞ、皆様お金をお貸しください、という大義名分が必ず必要になるのです。その趣旨に賛同してくれる人が自分のお金をお貸しするのです。
なぜ、このような大義名分が必要なのかといえば、人間は他人の目を気にする動物なのです。
自分さえよければいい、という考えで世の中を生きていると白い目で見られたり、生きにくくなったりするものです。
ところが世のため、人のためという考えで借金をすると人一倍人間は努力するものなのです。
自分のためには一生懸命がんばれないけど、人のためならその倍、人間は努力をする動物なのです。
ですから、企業の運営方針には必ず人の役に立つ商売をします、と必ず書かれているはずです。
その運営方針さえもない会社が今、たくさんあります。そんな会社には投資なんかする価値がないと私は考えます。いずれ、業績は低迷し、最悪な道は倒産するでしょう。
みなさんは、最初に株の投資を始めるとき
お金が少しでもいいから増えたら、老後を安心して暮らすために、という考えが主流になると思います。うまく軌道にのってきたら、もう一度考えてほしいのです。なんで私は株式投資をやっているのだろう、と。企業にお金を貸してそれに利息を入れて返してもらう行為にどういった意味があるのだろうか。ということをですね。
私は自分のお金が、こういった崇高な精神をもった企業様にお貸ししてそれが世の中のためになっていることを誇りに感じるし、自分も社会の一員として役に立っていることが誇りです。
そして、みなさんにこの文章を提供して少しでもお役に立てればと思います。