2015年11月26日更新
成行成行とは注文の種類になります。
その言葉の語源のように、成行きに任せるというのは注文の種類と一緒でマーケットの状態に任せた注文で成行きといいます。
よく、慣れた投資家さん、外務員、トレーダーが「なり、で買っておいといて」といいますが、これは成行を「なり」と略して言っているのです。
■注文の種類
昔の注文には3つの注文しかありませんでした。
3つの種類は、成行、指値、逆指値になります。
それが2000年のIT革命を経てからは天文学的な数の注文の数ができるようになりました。
たとえば、なんでも、横文字が好きな方は成行注文とは言わずにマーケットオーダーといいます。
これは冒頭に申し上げたように、マーケットに今、ついている値段で売っておいて、買っておいて、という意味で、簡単にいえば、成行注文になります。
よく、一般の方は成り行き注文という風に表記をしたりをしますがこれは、間違いになって成行と記すのが旧証券取引法、現行の金融商品取引法に記載されている注文になります。
基本的には法律用語になりますので、どう書いても意味が通じればいいのですが、この機会に正しい書き方を覚えておいてもいいと思います。
■基本の注文は成行
よく、この成行注文をマーケットオーダーと書いて混乱させる方もいますが、基本的には多くの投資家、プロのトレーダーが使うのは、成行です。
私の投資歴20年以上が経過をしますが、やはり、ほかに指値、逆指値という注文がありますが成行注文が基本になります。
まず、指値や逆指値を使うと、約定するまでに時間がかかるので注文を出して、約定するまでに余計なことを考えて注文を変更したり、取り消したりみたりします。
そうすると、大体、その投資は8割の確率で失敗します。
理論的根拠があって出す、指値は絶対に自信があるので何の迷いもありませんが、なんとなくのフィーリングで出している指値などは深くは考えていませんので、成立するまでの間に本当に大丈夫であろうか、となんやんでしまいだしたり、ひっこめたり、指値を変更したりします。
そういう場合の結果は最初に思った通りに結果になるというのが当たり前なのです。
人間の直感を信じることができない人はこの現世にはいっぱいいると思うのですが、人間がプレッシャーも何もかんじていなく、楽観的な気分で感じることはたいてい正解になります。
それが、注文を出す前から緊張状態に入りますので、緊張状態では人間の直感はまず間違いなく狂っています。
指値を出したとたん、神経の緊張状態はマックスになりますので、当然、間違った判断をしてああでもない、こうでもないと迷いに迷って結局、間違いの注文を出します。
ですから、マーケットをみて感じた直感が大事、ということで成行注文という意味で基本の注文になります。もちろん、何も知見のない初心者にはこのやり方は全くおすすめできめせんけどね。