生カード
生カードとは、カードに情報を入力されていない状態のカードのことです。
生カードは会員カードを発行するような店舗には必ず存在しています。
例えばレンタルビデオ屋さんでDVDなどを借りる場合には、会員登録をしなくてはいけません。申込み用紙に必要事項を入力し、それを店員が処理をします。
そして生カードにデータなどを入力することで、生カードから今後は利用できるカードになるのです。
クレジットカードにおいても、
発行される前のカードのことになります。
カードの入会申込があって審査に通ると、個人情報やカード番号などを入力して発行します。クレジットカードには磁気ストライプがついていますが、これが情報を記録するところになります。そこに会員番号や有効期限、発行会社のコード番号などをエンボス処理することで、利用できるクレジットカードへと変化するのです。
この生カードは印刷会社やカード会社などが呼ぶ名称となっており、
一般的に生カードという表現はあまりしません。その生カードは、どこでも厳重に保管されています。もし生カードを盗難されてしまっては、カード偽造を促進させてしまうからです。
とはいえ、インターネット等でこの生カードが売られていたりします。
カード会社のスタッフや印刷所などが、小遣い欲しさに生カードを販売するのです。
スキミングなどを行う犯罪集団にとっては、偽造カードを作成する上で役立つのです。
ただ、近年は磁気ストライプではなく
ICチップが内蔵されたカードに変わってきています。その理由としては、磁気ストライプと比べてカード情報を盗まれる危険性が低くなっており、犯罪防止につながるからです。ちなみに磁気ストライプの場合には、72文字分のデータしかエンコードできなかったのに対し、ICチップでは8000文字以上が可能となっているのです。
これを比較すると、ICカードがどれだけセキュリティが高いかがわかるでしょう。