クレジットカードの桁数の使い方
通常のクレジットカードの番号は16桁です。世の中のクレジットカードはすべて16桁だと思っている人も多いですが、実は一部のカードは14桁や15桁のものがあります。世界中に加盟店を持ち、発行枚数も莫大な数になるカードと異なり、一部の顧客層を相手にするようなカード会社の場合、桁数を増やす必要があえてないのです。
クレジットカード会社に照会等をする場合、
先頭の4桁は入力の必要がない場合があります。この4桁はカード会社に共通した番号なので不要なのです。4桁のうち先頭が4番の場合はビザカード系列で、5番はマスターカード系列です。また、JCB系列の場合は先頭が35番になっているはずです。
クレジットカードの発行枚数は世界中で莫大な数になっていますが、そのすべてが違う番号になっています。これらの番号を効率的に管理するために、先頭の番号でどのカード会社の系列なのかを判断し、振り分けをする必要があります。
最近はクレジットカードを使った際に、カードの上に複写の利用票を置き、大きな機械でクレジットカードの番号を利用票に押し付けて明細を作成する光景は見なくなりました。現在では、すべてカード読み取り機などでカード番号を読み取っています。
読み取った番号は、
加盟店が決済をしているカード会社にすぐ転送されますが、受け取ったカード会社は自社のカードか他社系列のカードかを判別して、他社系列であればすぐに照会をします。
照会をして決済許可が出るまで、決済できませんから処理スピードが大切になります。カード番号の上4桁は、この処理をスピーディーにするための大切な番号です。
残りの12桁は、カード会社で自社設定しています。左の4桁はカードの種別を表していることが多いです。最近は、カード会社自身だけではなく、ショッピングセンター等のハウスカードもあったり、カード会社自体の企画カードも複数あるため、この部分の数字も違いがあります。そして、残りの8ケタを顧客ごとの判別をする番号として使っているのです。