日歩とは?
日歩とは利率のことで、元金100円に対して1日どれぐらいの利子がつくのかを表したもののことです。年利は1年間の利子、日歩は1日の利子となるのです。
日歩は過去には存在していましたが、現在の日本では日歩表示は廃止となっていますので、借入の際などに日歩といった表現を見ることはありません。日本では1969年に日歩制度が廃止となって、今では年利での表示となっています。
日歩が4銭だったとすると、
100円に対して4銭が1日で発生するということですので、10000円の元金があった際には400円の利息が発生する計算になるのです。
1銭は1円の1/100としての通過となっています。例えば融資の際の契約書などに、約定日に返済がされない場合には、その違約金として日歩4銭を支払うといった記載があったとすると、一日遅れるごとに日歩4銭を支払わなくてはいけなくなるのです。
キャッシングなどの借入でもクレジットカードの利用でも、
返済日を過ぎてしまうと違約金が発生する仕組みとなっています。
その違約金は金額で決まっているのではなく、元金に対する利率で決められます。
また、その違約金は返済が行われる日まで発生しますので、日割りによる計算をすることになるのです。よって、こういった日歩という表現があるのです。
ただ、先程も言いましたが、現在は日歩の表示は廃止となっていますので、年率で表記されていることが多いです。年率で記載されていたとしても、年間で利息を計算して日割りに算出することで、違約金となる金額を計算することができます。
原則として返済日に必ず支払っている人には、全く関係のない話となりますが、
絶対に返済できる保証はどこにもありませんので、借入などをする時には違約金についての内容も必ず確認しておきましょう。