ポイント交換率の高いカードはポイント内容をチェック
毎年新しいクレジットカードが企画され募集をしていますが、そのなかで一番インパクトが強いのがポイント還元率です。条件によっては2%以上の還元率があるカードもあり、非常に魅力的です。しかし、そのポイントの利用対象が制限されている場合は、せっかくの魅力が色あせてしまいます。
ポイント還元率の高いカードだけを探すのであれば
難しい話ではないのですが、そのポイントの交換商品を見ると単純にキャッシュバックできないものが多いです。交換対象が自社系列のショッピングモールだったり、自社のポイントに限定されているならあまり意味がありません。
なぜなら、それらの店舗が他の店舗に比べて割高だった場合、還元率が割高な買い物で相殺されてしまうからです。
そのため、ポイント還元率が高いカードであっても、キャッシュバックや商品券との交換ができないカードは選択から除外した方が賢明です。もっとも、大手通販モールのポイントであれば利用範囲が広いため、単純にキャッシュバックができないから意味がないとも言い難いのですが、まずはキャッシュバックができるか否かを調べてからポイント還元率の多寡を検討すべきです。
このような観点で見ると、ポイント還元率の上限は1%です。
リボ払い専用カードの場合は、もう少し高い場合もありますが、リボ払いは手数料率が高いのでキャッシュバックが多いのはある意味当然です。結果として一括払いでポイント還元率の高いキャッシュバックができるカードを探すことになるのです。そして、その条件に合う上限が1%なのです。
カード会社が加盟店から受け取る手数料は、回収額の5%から10%と言われています。その中から会社の運営経費を引いていくのですから、キャッシュバックとして還元できるのは1%程度が限界です。もし、それ以上の還元率を提示しているのであれば、別の目的による販売促進を狙っていると考えるべきでしょう。世の中そこまで甘くないのです。