シーラス
クレジットカードにはキャッシング機能がついており、日本では多くの利用者がいます。こういったキャッシングはATMにて行うことができますが、こうしたキャッシングはオンラインネットワークシステムがあるからこそ利用ができるのです。その1つとして有名なのがシーラスです。
マスターカードインターナショナルが構築、運営しているシステムのことで、世界的にこのシステムは普及しています。銀行のオンラインシステムとして世界中で利用することができるシーラスですが、使えるかどうかはシーラスのマークが貼ってあるかどうかで判断できます。具体的には世界で93カ国以上で使えます。
例えば海外にいった際に
クレジットカードでキャッシングをする場合、シーラスのマークが入ったATMであれば、キャッシングができます。利用できるクレジットカードはマスターカードだけかと思う人もいますが、実はそれだけでなくJCBカードやダイナースクラブカードも使えるのです。
こういったクレジットカードもシーラスのシステムに参加していることから、利用ができるのです。お持ちのクレジットカードがシーラスを使えるかどうかは、カードの裏面にロゴが入っているかどうかで確認することができます。
また、国の主要となるような銀行では、大抵シーラスが使えるようになっています。
とはいえ、海外ではシーラスはメジャーなオンラインシステムなのですが、
日本では意外とシーラスが使える場所が少ないのです。日本のキャッシュカードは磁気を使ったものが多く、外国のタイプとは違って日本特有のオンラインシステムを採用しているケースが多いのです。そのため、シーラスが使える場所が少ないのです。
ただ、ゆうちょ銀行はシーラス対応となっており、さらにセブン銀行も数年前からATMで使えるようになりました。こうしたシーラスが使える場所が少ないという現状があるため、2020年の東京オリンピック時には、外国人の方への対応として、シーラスの普及が広まっていくことが予想されます。