取り消し伝票
取り消し伝票はキャンセル伝票とも言いますが、クレジットカードによって決済された売上の処理が終わっている伝票を、取り消すために発行される伝票のこととなります。つまりは、取り消しを行ったと証明するための伝票を新たに発行することで、取引先に証明するのです。
通常クレジットカードを利用する際にはオーソリゼーションが行われます。
日本語では信用承認とも言いますが、要するに店舗はクレジットカードが使えるかどうかをカード会社に確認する行為をするのです。この方法として毎回カード会社に電話などをして確認するのではなく、CATなどと呼ばれるカードを通す専用の機械を使うことで、
インターネット回線などを利用して瞬時にオーソリゼーションを行っているのです。
そして利用可能であれば同時にクレジットカードで決済されるのですが、
もしキャンセルしたとなれば、キャンセル伝票を発行してカード会社に対してキャンセル処理を行わければ、カード会社から支払いの請求を受けることになってしまうのです。
その内部処理を行うためにも、取り消し伝票が必要となっています。
また、取り消し伝票は利用者にはあまり関係のない話ですが、
キャンセル時にはキャンセルナンバーが発行される場合もあります。
ホテルの予約においてインターネットから行う際に、利用前にクレジットカードで代金の決済をすることができます。事前に決済をしておいて当日キャンセルとなった際には、
利用していないために料金を払うことはないのですが、既に決済しているためにカード会社にキャンセル手続きをしなくてはなりません。
そのキャンセルの証明としてキャンセルナンバーが利用者に発行されるのです。
万が一手違いによって支払い請求が来てしまったら、そのナンバーが証明になります。
もちろんキャンセルナンバーがなくてもキャンセルした事実は変わりませんので、支払う義務はないのですが、キャンセルナンバーがあることでスムーズに対応できるでしょう。